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日本郵船、LNG燃料ケープサイズバルカーが完成

2024年2月1日 (木)

荷主日本郵船は1月31日、同社が建造発注したJFEスチール向けのLNG燃料ケープサイズバルカーが竣工し、1月30日に三重県のジャパンマリンユナイテッド津事業所で命名式が行われたことを発表した。この船は日本国内で竣工した初のケープサイズのLNG燃料バルカーで、JFEとの長期連続航海用船契約に基づき、オーストラリアから日本への鉄鉱石や石炭輸送に投入される予定。日本郵船は2030年度までにGHG排出を45%削減する目標に向け、LNG燃料船の導入を拡大する。

▲SF OCEAN(出所:日本郵船)

命名された「SGOCEAN(エスジー・オーシャン)」は、低・脱炭素を目指す日本郵船の価値創造ブランド「SailGREEN」の「SG」から取り、海の環境を守りつつ航行する子をイメージしている。式典にはJFEホールディングスの柿木厚司代表取締役社長、日本郵船の曽我貴也代表取締役社長など関係者が出席した。

このLNG燃料バルカーは、従来の重油焚き船と比べてSOx(硫黄酸化物)排出量を100%、NOx(窒素酸化物)を75%、CO2(二酸化炭素)を25%削減できる見込み。最新の二元燃料低速ディーゼル機関を採用し、LNG使用時のメタン排出を半減。また、LNGタンクと供給システムの配置に工夫を凝らし、従来同などの貨物積載量を確保している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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