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日本郵船、LNG燃料大型ばら積み船4隻を発注

2022年1月17日 (月)

ロジスティクス日本郵船は14日、日本シップヤード(東京都千代田区)、名村造船所、中国船舶集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船の3社に対し、LNG(液化天然ガス)を主燃料とする新造大型ばら積み船(ケープサイズバルカー)を建造発注することを発表した。発注数は日本シップヤードが2隻、名村造船所・上海外高橋造船が1隻ずつの計4隻で、2024年度から順次竣工する。

今回の事案は、日本郵船グループの外航海運事業における、2050年までのネット・ゼロエミッション達成に向けたケープサイズバルカー船隊整備の一環。発注されるケープサイズバルカーは、従来の重油焚き船に比べ、硫黄酸化物(Sox)を100%、窒素酸化物(NOx)を85%、二酸化炭素(CO2)を40%排出削減できると見込まれている。

同社はLNG燃料船を、より環境負荷の低い船舶用燃料を用いたゼロエミッション船実現までのつなぎと位置付け、段階的にLNG燃料船への移行を推進中。すでにLNG燃料船では、大型石炭専用船1隻とケープサイズバルカー1隻の建造を決定している。



▲(上から)日本シップヤード、名村造船所、上海外高橋造船所のケープサイズバルカーのイメージ(出所:日本郵船)