ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ドローン搬送に活用、電源ケーブル入り強化ロープ

2024年2月6日 (火)

▲電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ(出所:共和製作所)

サービス・商品共和製作所(愛知県碧南市)は2日、一般貨物自動車運送事業を手掛ける名備運輸(同県小牧市)、ドローン事業を手掛けるAPPTUNE TRADE(名古屋市)と共同で、ドローン用「電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ」を開発したと発表した。

通常のドローン用のロープは荷物を吊るすロープと、電源用ケーブルが別々になっているため、フックを開閉するための電源と受信機、電源ケーブル用のウィンチ、荷物を吊るすロープと電源用のケーブルを別のウィンチで巻き取る操作が必要だ。新開発のロープでは、2本のロープが一本化されるため、軽量化により飛行時間の延長とペイロードの増加、システムの一本化によりフックの誤動作や混信のリスクを低減させ、より効率的な物件投下作業が可能となる。

使用しているアラミド繊維には、極軽量、高強度、非導電、耐熱、耐切創、低伸度、耐疲労の特性があり、同繊維は軍隊の制服やNASAの無人火星探査機でも使用されている。

一例として、林業での苗木運搬においては、ドローンを起動し上空数メートルの高さでホバリングさせ、ウィンチからロープを垂れ下げて、ロープの先端の電動開閉フックに苗木を取り付ける。ウィンチを巻き上げて、ロープを短くしたら植林を行う目的地まで移動し、目的地に着いたら、上空でホバリングしてロープを垂れ下げて、フックを開いて苗木を降ろす。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com