NXHDが5か年の経営指針策定、28年に売上3兆円へ

環境・CSRNIPPON EXPRESSホールディングス（NXHD）は14日、今後5年間の経営指針となる「NXグループ経営計画2028 Dynamic Growth2.0“Accelerating Sustainable Growth〜持続的な成長の加速〜”」を策定した、と発表した。創立100周年となる2037年に、ありたい姿を定めた「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」という長期ビジョンの実現に向けて逆算された指針となる。

基本方針は、グループの全体最適志向のもと、グローバルな競争力の向上と事業の成長を実現するほか、明確な事業ポートフォリオと役割分担のもとで事業の競争力・収益性を高め、企業価値を高めることなどを定めた。

28年には、国内の売上1兆8000億円に、海外の売上1兆2000億円を積み増し、グループ売上3兆円を目標とする。

そのための重要戦略として、グローバル市場での事業成長を加速させるために、非日系顧客の取り扱い拡大、グローバルなM&Aの推進などを掲げた。

さらに、インド市場での存在感を確立するため、インド経済の成長を捉えたインド国内ロジスティックス事業体制の拡充などを盛り込んだ。

また、日本事業の再構築として、組織再編も重視する。社内カンパニー制を導入し、北海道・東北や中国・四国・九州などエリアごとに役割を明確化し、エリア別に戦略を策定し、それぞれのマーケット特性に応じた経営の自由度を高める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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