中部運輸局、救護義務違反で監査、許可取消処分

話題中部運輸局は10日、愛知県海部郡飛島村の運送会社「新世運輸」に対し、貨物運送事業許可の取り消し処分を行ったと発表した。

発表によると、新世運輸のトラックは2011年9月14日午後11時15分頃、滋賀県草津市草津地先の国道1号線で、車線変更する際に右後方から直進してきた原動機付自転車に気付かず接触。

転倒した原動機付自転車を確認して一度停止したものの、そのまま現場から離れ負傷者の救護を怠ったため、愛知運輸支局が昨年5月22日に新世運輸を巡回監査を実施した結果、違反が認められたため、今月10日付で事業許可の取消し処分を行った。

監査の結果、新世運輸はNOx・PM法不適合車両をNOx・PM法対策地域内に配置していたほか、運転者に対する指導、監督が不適切であったなど11項目にわたって違反行為を行っていた。