リース満了車をEV化し配送車に､丸和運輸機関が実証

▲実証で使用するコンバージョンEV（出所：AZ-COM丸和ホールディングス）

環境・CSRAZ-COM丸和ホールディングス（アズコム丸和HD）は12日、グループ会社の丸和運輸機関（埼玉県吉川市）とみずほリース、みずほオートリース（東京都港区）、電気自動車（EV）の企画・開発などを手掛けるFOMM（フォム、横浜市神奈川区）の4社が連携し、リース期間を終えたガソリン車からエンジンなどを取り除き、電動機を取り付けたコンバージョンEVによるラストワンマイル輸送実証を開始した、と発表した。

実証では、車両のライフサイクル全体でのCO2排出を大きく抑制するコンバージョンEVに加え、充電時間を効率化するためカセット型交換式のバッテリーを採用し、ラストワンマイル輸送でのEVの運用課題と対応を検証する。丸和運輸機関が事業用車両として1年間の実運用試験を行う。

▲カセット型交換式バッテリー

リース満了車両の活用により、初期負担の軽減余地とガソリン車のリノベーションの可能性についても追及。車両改善はフォムが担い、みずほリースとみずほオートリースはガソリン車との比較によるトータルコストの削減など、低コストでEVを導入できる新サービスの開発を検討する。

コンバージョンEVとして使用するのはスズキのエブリィ。リチウムイオンの交換バッテリーを動力に、100キロの航続距離を誇る。充電時間は7時間30分。

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LOGISTICS TODAY編集部
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