三井不動産、首都圏・関西圏に6物流施設を開発

ロジスティクス三井不動産は17日、GLプロパティーズと共同開発する物流施設「GLP・MFLP市川塩浜」（千葉県市川市）に続く新規物流施設開発案件として、首都圏5施設と関西圏1施設の合わせて6施設を開発すると発表した。

同社は、千葉県船橋市、埼玉県八潮市、久喜市、東京都日野市、神奈川県愛甲郡愛川町、大阪府堺市で大規模施設を開発する計画。それぞれ、「MFLP船橋」「MFLP八潮」「MFLP久喜」「MFLP日野」「MFLP厚木」「MFLP堺」と名付ける。

物流施設の概要は次の通り。

■三井不動産ロジスティクスパーク船橋（MFLP船橋）
「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY」の南側駐車場の一部を活用し、物流施設を開発する。国道357号の近くに位置しており、2013 年度中に供用が開始される東関東自動車道「谷津船橋IC」により、都心部へのアクセスが向上する。また、2015年度には高谷JCTが整備され、東関東自 動車道が外環道に接続。首都圏全域への広域配送拠点として利用することが可能になる。
＜概要＞
所在地：千葉県船橋市浜町2
敷地面積：6万平方メートル（1万8000坪）

■三井不動産ロジスティクスパーク八潮（MFLP八潮）

MFLP八潮の完成予想図

首都高速道路三郷線「八潮南IC」、首都高川口線「新郷IC」から東京都心へのアクセスに優れ、東京外環道「草加IC」を利用して首都圏への配送拠点としても活用できるため、物流拠点に適した立地の施設。
＜概要＞
所在地：埼玉県八潮市南後谷99
敷地面積：2万3400平方メートル（7000坪）
延床面積：4万2000平方メートル（1万2700坪）
構造：地上4階建（倉庫部分は3階建）・S造
着工：2013年5月
竣工：2014年2月

■三井不動産ロジスティクスパーク久喜（MFLP久喜）
埼玉県久喜市の「清久工業団地」内に立地。東北道「久喜IC」から3.6キロメートル、圏央道「白岡菖蒲IC」から3キロメートルの場所に位置し、首都圏と東北方面を結ぶ交通要所となる。また、2013年度中に圏央道の「白岡菖蒲IC」と「桶川北本IC」が接続する計画で、首都圏全域への広域配送も可能となる。
＜概要＞
所在地：埼玉県久喜市清久町
敷地面積：3万5000平方メートル（1万500坪）
延床面積：7万4500平方メートル（2万2500坪）

■三井不動産ロジスティクスパーク日野（MFLP日野）
国道16号線、20号線の近くに立地し、中央自動車道「八王子IC」からも5キロメートルとアクセスが良く、またJR中央本線「豊田駅」からは徒歩10分と通勤の利便性も高い。2013年度の圏央道の開通によって首都圏全域への広域配送拠点となることが期待できる。
＜概要＞
所在地：東京都日野市旭が丘3-1-1
敷地面積：9万7500平方メートル（2万9500坪）

■三井不動産ロジスティクスパーク厚木（MFLP厚木）
多くの工場・倉庫が集積する神奈川県下最大の工業団地「内陸工業団地」に立地する。3キロメートルの距離にある「相模原愛川IC」が2012年度中に供用開始となり、13年度には圏央道（相模縦貫道）の整備により、首都圏全域の広域配送に適した利便性の高い環境となる。
＜概要＞
所在地：神奈川県愛甲郡愛川町中津4021
敷地面積：2万500平方メートル（6200坪）
延床面積：4万3700平方メートル（1万3200坪）

MFLP堺の完成予想図

■三井不動産ロジスティクスパーク堺（MFLP堺）
関西で三井不動産が初めて開発する物流施設となる。隣接する阪神高速道路「三宝IC」が2012年度中に供用開始となり、14年度には阪神高速大和川線が近畿道に接続するため、広域配送に適した利便性の高い施設となることが期待される。
＜概要＞
所在地：大阪府堺市築港八幡町
敷地面積：5万7700平方メートル（1万7400坪）
延床面積：13万3000平方メートル（4万200坪）
構造：地上5階建・S造・免震構造
着工：2013年8月
竣工：2014年10月