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トナミHD、民事再生アペックスとスポンサー契約

2024年3月15日 (金)

ロジスティクストナミホールディングス(トナミHD)は15日、アペックス(金沢市)との民事再生支援に関する契約締結を発表した。

アペックスは北陸3県下の食品スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、外食チェーンなどへ配送や保管など食品物流を中心に展開する一方で、北陸3県を中心に貨物運送会社やタクシー会社、石油製品販売会社、スーパー銭湯事業などのM&A投資や設備投資を積極展開してきたが、資金繰りの悪化により23年10月に民事再生法の適用を申請していた。

トナミHDは、アペックスが民事再生手続き申請後も取引先との取引を継続していることから、トナミHDが支援することで、事業の生産性を向上させるとともに、コストコントロールを徹底し、安定的なキャッシュフローを目指せるとしている。

今後、アペックスが設立する新設分割会社の全株式をトナミHDが取得する予定であり、また、アペックス傘下の関連事業会社を、新設分割会社の全株式取得と合わせて、孫会社化する予定。冷凍冷蔵食品輸送を中心とした物流・倉庫事業でのアペックスの物流インフラ、さらに関連事業者の輸送・石油販売・板金塗装の事業と、トナミHDの物流事業を融合することで相乗効果が見込まれ、一層の業容拡大が期待されることからスポンサー契約の締結に至ったとする。

トナミHDは株式取得による支援のほか、アペックスなどの物流・倉庫・石油販売・板金塗装事業の運営に必要な人材支援、経営支援を行い、新設分割会社への承継に異議のない従業員は、原則継続雇用する。また、譲渡対価は37億200万円としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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