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三菱商事、米久の連結子会社化へTOB開始

2013年1月21日 (月)

フード三菱商事は18日、米久の株式を公開買付けで取得することを決めた、と発表した。現在、三菱商事は米久株の23.55%を保有し、持分法適用関連会社としているが、今回のTOBによって過半数を占め、連結子会社化を目指す。

米久を含む関連企業との連結体制により、飼料・畜産分野のバリューチェーンを強化するとともに、事業の効率化と経営資源の最適配分によってコスト競争力を高めることが急務だとして、「米久との資本関係強化が必要」との判断に至った。両社は昨年10月頃から公開買付けの実施について協議を重ねていた。

資本関係の強化により、三菱商事は米久をグループの畜産・食肉加工事業の中核会社として成長させる考えで、潜在的な事業機会の獲得促進や収益性の向上につなげる。

三菱商事による米久株の買い付け額は、1株につき950円、総額176億5500万円で、21日から来月20日までを買付期間に設定した。