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おかぴファーマシーなど、小児科の薬即日配送を実証

2024年3月29日 (金)

ロジスティクスTOPPANホールディングスのグループ会社で医薬品関連事業のおかぴファーマシーシステム(東京都千代田区)とクリニック事業のCAPSグループ(東京都渋谷区)は28日、小児患者を対象に診療費の後払いと薬の即日配達サービスの実証をキャップスクリニック東雲(東京都江東区)にて開始すると発表した。このサービスは、待ち時間の短縮と患者満足度の向上を目指し、Uber Eats Japan(ウーバーイーツジャパン、東京都港区)の「UberDirect」(ウーバー・ダイレクト)を利用して実施される。

院内感染リスクの低減や診療効率の向上が課題となっている中、このサービスは特に待ち時間が長くなりがちな小児科領域での解決策として期待されている。おかぴファーマシーシステムは診療費の後払いサービスを既に提供しており、今回の実証では診療後すぐに自宅へ薬を配達する体制を確立する。

▲サービスフロー図(クリックで拡大、出所:TOPPAN)

患者は「とどくすり」に事前登録し、診療費の自動決済と薬の即日配達を利用できる。この流れにより、薬局での待ち時間や会計時の待ち時間を無くし、より快適な診療体験を提供する。配達サービスの利用手数料は実証期間中300円となっている。

今後、2社はこの実証を基にサービスの地域拡大や小児患者以外への適用範囲を広げ、より多くの医療機関での導入を目指す。これにより、どの患者も安心して治療や服薬を継続できる体制の構築を目指していくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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