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凸版印刷、処方せん薬を最短当日配達

2020年8月7日 (金)

メディカル凸版印刷は7日、傘下の「おかぴファーマシーシステム」(東京都千代田区)が7月1日に開局した自社運営薬局「とどくすり薬局」で、処方せん薬を最短当日に配達する「とどくすりエクスプレス」の提供を開始したと発表した。患者が薬代と医療費を一括で支払いできる医療機関向けサービス「とどくすり電話診療サポート」も同日からスタートした。

とどくすりエクスプレスは、医療機関で診察を受けた後に患者がサービスサイトから申し込むことで、処方せん薬が「とどくすり薬局」から自宅へ最短当日に届くサービスで、当面は東京都台東区全域と千代田区、中央区、墨田区の一部に限定して提供し、今後段階的に拡大する。

凸版印刷とおかぴファーマシーは、3月30日から服薬指導から処方せん薬の受け取りまでを在宅で可能にする処方せん薬宅配サービス「とどくすりβ版」をうねいしてきたが、一般の宅配サービスを利用すると申し込みから手元に届くまでに数日かかり、患者が「とどくすり」の利用を希望しても、医療機関側の負荷が増える懸念から利用しづらいといったことが課題だった。

そこで、8月7日から開始したとどくすりエクスプレスでは、自社運営薬局から処方せん薬を最短当日に宅配するサービスと、とどくすりの利用を希望する患者が薬代と医療費を一括払いできる医療機関向けサービス「とどくすり電話診療サポート」の提供を同時に開始するとともに、患者の声を直接聞き、サービスの向上を目指す自社運営薬局「とどくすり薬局」を開局することで、課題の解消を図った。

とどくすりエクスプレスの配送料は、サービス品質向上のためのアンケートに協力した場合に限り、無料となる。