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川崎汽船、日本ガスラインと液化CO2輸送提案で合弁

2024年4月1日 (月)

M&A川崎汽船は3月29日、日本ガスライン(愛媛県松山市)とCCS(二酸化炭素回収・貯蔵)向けの液化CO2海上輸送事業で協力し、新会社の設立に合意したと発表した。この合弁会社は、内航と外航輸送を統合した効率的な液化CO2の海上輸送サービスを提供することを目的としている。

▲署名式の様子(出所:川崎汽船)

日本政府は2030年のCCS事業開始を視野に入れ、CO2回収源のクラスター化や貯留地域のハブ化を進めるなど、低コストで大規模なCCS事業実現を目指している。この背景のもと、両社は、安全かつ信頼性の高い液化CO2海上輸送サービスを通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する。

川崎汽船は環境ビジョン2050を掲げ、低・脱炭素化への取り組みを進めており、世界初の商業ベースのCCSプロジェクトへの液化CO2輸送を手掛ける。日本ガスラインは、内航海運のLPG船専門オペレーターとして、液化CO2運搬船の運航・管理で培った技術・知識をCCS向けに展開するなど、それぞれCCS事業の推進に取り組んでいる。

両社はそれぞれの知見と経験を活かし、国内外を問わず安全で質の高い液化CO2海上輸送サービスを提供。これにより、CO2の効率的な輸送とCCS事業の推進に向けたの協力体制を築いていくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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