埼玉・日高にカインズ関東最大拠点が完成､日本GLP

拠点・施設日本GLP（東京都中央区）は3日、埼玉県日高市に物流施設「GLP狭山日高III」が完成したと発表した。同施設はホームセンターのカインズが一棟利用し、首都圏店舗への配送と保管の機能を併せ持つ関東最大の先進的物流拠点とする。

▲GLP狭山日高III（出所：日本GLP）

同施設は延床面積6万6166平方メートル。首都圏中央連絡自動車道（圏央道）・狭山日高インターチェンジから3.4キロに位置するなど、圏央道と国道16号の結節点に位置しており、首都圏の広域配送のほか、東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道へ接続することで、中部以西や東北エリアまでアクセスが可能な立地だ。

施設には2階へアクセスできるスロープを備え、1階には3面バースを採用するなど配送を効率化。庫内機械化に向け設計の自由度を確保しており、各フロアの全面あるいは一部で防火区画免除を取得し、マテハンの後付け工事を可能としている。17台のトラック待機場を設置してドライバーの負荷軽減に寄与するほか、従業員向け駐車場を260台、駐輪場を40台分用意して通勤アクセスの利便性を確保。22台の大型シーリングファンを装備し、完成後も入居企業による空調設備の設置が可能な設計とした。

屋上には太陽光発電設備を設置し、施設の使用電力を自家消費するとともに、CO2排出は年間450トンの削減が見込まれる。エントランスホールやラウンジには建設地で自生していたヒノキやスギを利用し、カインズのブランドコンセプト「くらしDIY」を具現化した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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