GLP狭山日高IIIが着工、カインズが1棟借り

▲GLP狭山日高III（出所：日本GLP）

拠点・施設日本GLP（東京都中央区）は17日、埼玉県日高市で延床面積6万7000平方メートルの大規模物流施設「GLP狭山日高III」を着工し、同日起工式を行ったと発表した。ホームセンターを展開するカインズ（埼玉県本庄市）が1棟全体を賃借し、同社の関東地方最大の物流拠点となる。2024年3月の完成予定だ。

発表によると、カインズは新施設を首都圏の店舗への配送機能と商品の保管機能を併せ持つ「次世代大型物流センター」と位置付けている。日本GLPの施設への入居は「GLP北本」（埼玉県北本市）に続く2棟目となる。

新施設は都心から43キロ、首都圏中央連絡自動車道（圏央道）の狭山日高インターチェンジから3.4キロに位置し、圏央道と国道16号の結節点に立地する。首都圏の広域配送のほか、東名高速道路や中央、関越、東北、常磐の各自動車道を通じて、中部以西や東北地方までの輸送が可能となる。

新施設は、スロープによる2階への直接アクセスや1階での3面バース採用によって保管・配送業務を効率化する。庫内の機械化に向けた設計の自由度も確保する。17台分のトラック待機場、260台分の駐車場を用意し、ドライバーや従業員らの利便性を高める。自家消費型の太陽光発電設備を設置するなど、環境負荷も低減する。環境関連の認証取得も予定している。

▲（左から）休憩室、エントランス

■施設概要
所在地：埼玉県日高市上鹿山
敷地面積：5万5000平方メートル
延床面積：6万7000平方メートル
構造：耐震S造、3階建て

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LOGISTICS TODAY編集部
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