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三菱造船、内航海運向け運航支援システムを開発

2024年4月11日 (木)

サービス・商品三菱重工業は10日、グループの三菱造船が、Marindows(マリンドウズ、東京都港区)と連携してコンセプト開発を手掛けた、内航海運を対象としたポータブル運航支援システム「ナビコ」の開発が完了したと発表した。この新システムは、東京ビッグサイトで開催される「Sea Japan 2024」で展示される。

▲タブレット端末型運航支援システム「ナビコ」(出所:三菱造船)

同システムは三菱造船のコンソール型運航支援システム「Super Bridge-X」を基に開発され、見張り不十分や船位確認漏れなどヒューマンエラーによる海難事故の防止を目的としている。タブレット端末をリース契約形式で供給することで、システムの初期投資費用を抑えつつ、設置工事も船上の航海計器との最低限の接続作業や調整のみとするなど、新造船や就航船への導入にも配慮している。

実証試験は、旭タンカーのバイオマス燃料輸送船「あすか」など複数の内航船で実施されており、ユーザーからのフィードバックをもとに製品の改良が進められる予定。

三菱造船は、再生可能エネルギーと炭素循環、自律化・電化を軸に「海の脱炭素社会」と「安心・安全な社会」の実現を目指し、日本の内航海運業界の課題解決に貢献していく方針としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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