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国交省、内航省エネ対策6事業の補助決定

2017年3月30日 (木)

ロジスティクス国土交通省は30日、内航海運を対象とした省エネルギー対策事業を決定したと発表した。革新的省エネ技術(ハード対策)と運航・配船の効率化(ソフト対策)を組み合わせ、省エネ効果の実証を開始する。

国交省は資源エネルギー庁と連携し、2013年度から同事業に取り組んできたが、17年度は応募のあった6件すべての実施を決めた。補助事業者から得たデータは、ハード対策とソフト対策の省エネ効果を設計・企画段階で「見える化」する内航船「省エネ格付け」制度(暫定)の運用に活用していく。

実施を決定した事業は次の通り。

▷井本商運「大型内航コンテナ船を用いた航海計画と省エネ設備による相乗的省エネ効果実証事業」(補助金採択額2億6262万8000円)▷オーシャントランス「次世代大型RORO貨物船における先進機器・システム導入による大幅省エネ実証事業」(939万6000円)▷佐伯汽船「内航貨物船における推進機関などの効率改善と最適航海支援システムを組み合わせた省エネルギー実証事業」(1878万9000円)▷太平洋フェリー「旅客フェリーによる新型最適船型、航海支援システム等省エネ実証事業」(6億5105万4000円)▷丸三海運「内航高速コンテナ船による航海支援装置と陸上支援システム、エラ船型導入による省エネ実証事業」(3867万3000円)▷向島ドックの「次世代内航貨物船による省エネ実証事業」(9441万7000円)