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大日本印刷、マレーシアに新工場を開設

2013年2月4日 (月)
新工場の完成予想図

新工場の完成予想図

拠点・施設大日本印刷は4日、マレーシアのジョホール州にフォトプリントなどに用いられる昇華型熱転写記録材の新工場を開設すると発表した。

投資額は50億円で、9月に竣工する。同社は昨年7月、新工場の運営会社として昇華型熱転写記録材の製造・販売を行う「DNP IMSマレーシア」を設立している。

デジタルカメラやスマートフォンなどの普及に伴い、デジタルフォトプリントの需要が世界的に伸び、東南アジアの新興国では行政に提出する書類に証明写真を貼付する必要があるため、一際ニーズが高まっている。

大日本印刷は、こうした動向を受け、マレーシアに製造拠点を開設することにしたもの。新会社は、2016年度に40億円の売上を見込んでいる。

新工場を開設するジョホール州は、シンガポールに面したマレー半島南端に位置し、東南アジア各国への物流のハブとなる港湾が整備されている。

大日本印刷は昨年6月、シンガポールにアジア地域を統括するDNPアジアパシフィックを設立し、同地域の事業拡大に向けて市場分析などのリサーチを進めていた。

■新工場の概要
所在地:マレーシアジョホール州パシルグダン工業団地
敷地面積:4万4000平方メートル
建築面積:9000平方メートル
延床面積:1万1000平方メートル
着工:2013年2月
竣工:2013年9月
投資額:50億円
従業員数:130人
生産能力:600万平方メートル/月