国際キューネ&ナーゲル(スイス)は、18日、ワッカー・ノイソン向けに高度に自動化された物流ソリューションをドイツ・ライラント=プファルツ州に開設したと発表した。今回の取り組みは、効率性の向上とコスト削減を目的としており、特に建設機械のサプライチェーン管理において大きな進展となる。延床面積は5万5000平方メートルで120人の倉庫スタッフと、30台以上のロボットによって運営され、10万種類を超えるスペアパーツを扱う。
新しいシステムは、ワッカー・ノイソンのヨーロッパにおける主要な物流センターに導入され、各種建設機械および部品の入庫、保管、出荷プロセスを全面的に自動化する。これにより、人的ミスの削減とオペレーションの高速化が実現されるという。
例えば、ロボットアームと自動搬送システムを駆使し、商品のピッキングやパッキングが行われ、これにより従来の手動作業に比べて大幅な時間短縮が図られる。加えて、リアルタイムで在庫管理が行われるため、在庫不足や過剰在庫のリスクが最小限に抑えられる。また、キューネ&ナーゲルのスマートシッピングソリューションを導入することで、出荷スケジュールの最適化が図られ、輸送コストの削減にも寄与している。このシステムは、最適な配送ルートを自動で算出し、CO2排出量の削減にも効果があるという。
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