ロジスティクス日立建機と同社グループの物流を担う日立建機ロジテック(茨城県土浦市)は18日、関東-関西間のトラック輸送で中継輸送を導入し、これに伴い積載量の多いウイングトレーラーを導入したことを発表した。「物流の2024年問題」に対応し、ドライバーの負荷軽減と長距離輸送に必要な車両台数の削減を目指す取り組み。

▲日立建機ロジテックのウイングトレーラー(出所:日立建機)
日立建機ロジテックは2台のウイングトレーラーを導入し、従来の10トントラックと4トントラック計6台による輸送体制から車両台数を削減。また、茨城県と関西地方のそれぞれで貨物を積んだドライバーが静岡県で貨物を交換し、出発地に戻る中継輸送の仕組みを導入。これにより、ドライバーは長距離輸送の際に車中泊をすることなく、日帰りで出発地まで戻ることができるようになり、拘束時間の短縮、負荷の大幅な軽減につながる。
日立建機グループは、物流インフラに依存する事業活動を支えるため、物流業者とのパートナーシップを強化。ことし5月からは、神戸市のナブテスコ・西神工場(神戸市)から茨城県の拠点に納入する部品の輸送を、従来のトラック輸送から鉄道コンテナ輸送に切り替えた。また、6月からはトラックの荷待ち時間を短縮するためにトラック予約受け付けサービスを導入するなど、物流業務の改善を継続的に行っている。
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