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韓国ハンファ、米フィリー造船所を買収

2024年6月25日 (火)

M&A海運を手がけるハンファグループは21日、同社グループ企業のハンファシステムズとハンファオーシャンがアメリカの造船大手、フィリーシップヤードを1億米ドルで買収すると発表した。

フィリーシップヤードは、2000以来、アメリカ国内の大型商業船舶の約半数を製造してきた実績を持つ。今回の買収により、ハンファシステムズとハンファオーシャンはグローバルな造船および海軍システムの展開を強化する計画である。ハンファシステムズのCEOであるエオ・ソンチョル氏は、「フィリーシップヤードとの協力で最先端の海軍システムをアメリカ市場に展開することができる」とコメントした。

(出所;ハンファ)

フィリーシップヤードは、ノルウェーの産業投資会社アーカーASAの一部門として、1997年に設立された。アーカーはエネルギー、グリーンテクノロジー、海洋バイオテクノロジーにおいて多様な所有権を持つ企業である。フィリーシップヤードはジョーンズ法に準拠した船舶を製造しており、アメリカ海事管理局(MARAD)の訓練船も手がけている。

ハンファシステムズは、韓国の主要な防衛企業であり、無人海洋システムや海軍レーダー、無人と有人のチーミング(MUM-T)操作用のセンサー技術を開発している。ハンファオーシャンは、低炭素で高技術の船舶を製造するグローバルな造船企業であり、アンモニアやLNG運搬船、駆逐艦、潜水艦、フリゲート艦などを手がけている。ハンファシステムズとハンファオーシャンは、この買収を長期的な投資戦略の一環と位置づけ、フィリーシップヤードの既存能力を補完する最先端技術を導入する計画。

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LOGISTICS TODAY編集部
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