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農水省、全国SM協会にコメの円滑な流通確保を要請

2025年4月30日 (水)

産業・一般農林水産省は4月30日、全国スーパーマーケット協会(NSAJ)に対し、政府備蓄米の追加供給、販売先緩和を柱としたコメの流通確保に関する要請文を発出した。同省は2024年産コメにおいて流通の目詰まりが発生している状況に対応し、すでに21万トンの政府備蓄米を市場に供給している。今回の措置として第3回売渡しで10万トンを追加供給する。さらに、夏期まで毎月、政府備蓄米の売渡しを実施していく方針を示した。

転売による利益確保を防ぎ、流通の実態に即して運用するため、卸売業者による玄米販売の対象範囲を拡大する。政府備蓄米の買い戻し期限は原則1年以内だが、需給状況に応じて柔軟に対応する。また、25年産の政府備蓄米買い入れに関する事前契約については、市場環境が安定するまで延期する。

25年産の主食用コメ生産に関して、1月時点で19道県の再生協議会が前年産と比べて増産傾向にあることが判明している。同省は集荷業者、卸売業者、小売事業者に対して、地域別の需給状況に配慮するよう求めた。業態・規模・取引実績にかかわらず、幅広い事業者との協議を進めることを要請している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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