ロジスティクス鉱物・エネルギー資源輸送を手がけるトラフィグラ(シンガポール)は1日、初のアンモニアSTS(シップ・トゥ・シップ)移送を完了したと発表した。この移送はジブラルタル海峡近くの国際水域で行われ、CFインダストリーズが供給したおよそ6000トンのアンモニアが「グリーンパワー」号から「ガスエーゲアン」号に移された。アンモニアは肥料製造のために化学企業のファーティベリア(スペイン)に送られる。
トラフィグラは2024年5月に低炭素アンモニアを燃料とする4隻の中型ガスキャリア(MGC)の建造契約を結んでおり、これらは2027年に引き渡される予定である。この取り組みは、エネルギー転換貨物の輸送における柔軟性と迅速さを高めるものである。
同社は年間5000以上の航海を行い、400隻以上の船舶を管理。船舶の温室効果ガス強度を2030年末までに25%削減することを目指している。また、LNG、メタノール、LPG、バイオ燃料などの代替燃料の試験を行い、低炭素アンモニアを使用する2ストロークエンジンの開発を支援している。
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