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ニッパツ、インドに自動車用シートの合弁工場

2013年3月13日 (水)

荷主日本発条(ニッパツ)は13日、インドで現地企業のクリシュナグループ、フランスのフォルシア社との3社合弁で、自動車用シート事業を展開すると発表した。

同社はインドで、自動車懸架用ばね、精密ばねの両事業を展開しているが、旺盛な自動車の需要に対応するため、クリシュナ、フォルシアと合弁で、自動車用シートの製造・販売を行うもの。同国のグループ会社は3社目となる。

合弁会社の社名は「ニッパツエフクリシュナインドオートモティブシーティング」で、2月に合弁契約を締結。7月23日にいったん日本発条インド・オート・コンポーネンツを設立した後、このほどクリシュナ、フォルシアの出資で正式に合弁事業を開始した。

タミルナド州チェンナイ市近郊のオラガダム工業団地に拠点を構え、8000平方メートルの敷地に延床面積3500平方メートルの工場を立ち上げる。出資比率はニッパツ51%、クリシュナ30%、フォルシア19%で、12月から生産を開始し、2015年度に12億300万ルピー(22億7400万円)の売り上げを見込む。

ニッパツは01年、フォルシア社との間で自動車用シート事業での合弁契約を締結しており、合弁会社としてフォルシア・ニッパツ、フォルシア・ニッパツ九州を設立している。