調査・データBIMCO(バルチック国際海運協議会)は18日に、ことし上半期の乾貨物新造船契約が前年同期比34.2%減少したと発表した。
これは市場条件が良好であったにもかかわらず、価格の上昇が契約を抑制したためと考えられる。具体的には、6.5%の価格上昇が新造船契約の減少に寄与し、中古船市場では価格が15.2%上昇しながらも、販売数は11.7%増加した。
さらに、造船所の限られた稼働能力や燃料および需要見通しの不確実性が契約を抑制する要因となっている。また、新しい燃料の普及に対する懸念や一部商品の需要見通しも影響を与えている。
市場全体としては、特にパナマックス船とスープラマックス船の契約が減少していることが報告されており、これは燃料の選択肢や規制の影響を受けていると考えられる。同協議会の分析によると、今後も燃料の選択と規制に対する適応が重要な課題となり、業界全体の動向に影響を与える可能性が高いとしている。
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