ロジスティクス三井海洋開発、三井物産、商船三井、丸紅の4社は22日、三井海洋開発が進めているブラジル沖合のプレソルト層下油田「イラセマ・ノルテ鉱区」向けFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の長期傭船事業に、三井物産、商船三井、丸紅が出資することに合意したと発表した。
4社が共同で推進中の「イラセマ・スル鉱区」向けFPSO傭船事業に続くもので、三井海洋開発が設立したオランダ法人に三井物産、商船三井、丸紅が出資参画する。
傭船先はイラセマ・スル鉱区向け傭船事業と同じTupi社で、大型タンカーを改造して建造するFPSOは完工後、2015年第4四半期からイラセマ・スル鉱区と同じBM-S-11ブロックにあるイラセマ・ノルテ鉱区の開発に投入される。
同鉱区はブラジル・リオデジャネイロの沖合南300キロメートルに位置し、海底下5000メートルのプレソルト層(岩塩層)下にある海底油田の一部。