財務・人事福山通運が10日発表した2026年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が2395億1800万円(前年同期比4.7%増)、営業利益が87億600万円(同2.8%増)と増収増益だった。また、投資有価証券売却益の計上により、最終利益は142億2200万円(47.4%増)と大幅に伸長した。
主力の運送事業は、売上高1851億500万円(4.1%増)、営業利益64億3700万円(1.2%減)。人件費や外注費が増加するなか、重量帯・形状の異なる貨物を扱える強みを生かし、貨物量の確保と段階的な運賃改定を進めた。特に重厚長大貨物の取扱比率が上昇し、重量は前年同期比1.8%増、単価は2.0%上昇した。ただし、減価償却費の増加が利益を圧迫した。
貸切事業は、売上高205億9800万円(4.1%増)、営業利益19億400万円(11.6%増)。一部大口顧客で受託エリア縮小があったものの、既存リソースの有効活用やパートナー企業との連携強化により、スポット案件を着実に獲得した。
流通加工事業は、倉庫稼働面積の拡大と単価改定が寄与し、売上高177億4600万円(5.6%増)、営業利益29億7200万円(18.0%増)と増収増益。国際事業は、タイを中心としたフォワーディング事業の拡大や新規連結効果により、売上高107億800万円(20.3%増)、営業利益4億4500万円(69.2%増)と大きく伸びた。一方、物品販売が中心のその他事業は減収減益だった。
通期の連結業績予想は据え置き、売上高3163億円、営業利益81億円、経常利益97億円、最終利益130億円を見込む。会社側は、物量の力強さを欠く環境が続くとしつつ、運賃是正の継続や貸切・流通加工・国際事業の拡大により収益力向上を図る。
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