行政・団体公正取引委員会は16日、いづみ工業(名古屋市中区)が下請法に違反したとして、同社に勧告を行ったと発表した。
いづみ工業は、自動車用部品の製造を委託している下請け事業者に金型および治具を貸与していたところ、当該金型を用いて製造する自動車用部品の製造を大量に発注する時期を終えた後、合計1570個の金型を無償で保管させていた。なお、いづみ工業は1570個のうち318個の金型をすでに回収しており、協議を経て無償で保管させていた費用に相当する額として総額580万7447円を支払っている。
公取委は、いづみ工業に対し、今後下請事業者の利益を不当に害さないこと、下請法の研修を行うなど社内体制の整備のために必要な措置を講ずることを求めた。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。