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日通、3年間で設備投資2000億円、海外M&A加速

2013年3月29日 (金)

ロジスティクス日本通運は3月29日、2013年度を初年度とする3か年の経営計画を発表した。リーマンショックがあった2008年度から2000億円程度の減収となっていたが、3年間で1800-2000億円の設備投資資金を用意するほか、積極的なM&A政策を展開して巻き返しを図る。

最終年度の15年度に売上高1兆8000億円(12年度見通し1兆6100億円)、営業利益540億円(同330億円)、最終利益340億円(同200億円)を目指す。また、12年3月期に2.27%となっていた総資産利益率(ROA)を2.5%に引き上げる。

具体的には、国際関連事業の売上比率を現在の3割強から4割に引き上げるため、年間600億円程度、3年間で1800-2000億円規模の設備投資資金を準備するとともに、別枠でM&A資金を確保し、東南アジアを中心に積極的な事業拡大を図る。

また、国内複合事業の営業利益率を3%に改善するため、大都市圏で営業強化を図り、小口貨物事業の競争力強化や利用運送事業の確立、国内ネットワーク商品事業の強化などに取り組む。