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TC神鋼不動産、高槻市に2番目の物流施設を建設

2024年8月5日 (月)

拠点・施設TC神鋼不動産は1日、大阪府高槻市の名神・新名神・高槻インターチェンジ(IC)近くに建設を進めていた物流施設「AS-LOGI高槻」が、同日完成したと発表した。同社の物流施設としては22年9月に完成した「AS-LOGI神戸Ⅰ」に続いて2番目となる。

AS-LOGI高槻は、最大4区画まで分割が可能な地上4階建てのマルチテナント型物流施設で、延床面積は5万1709平方メートル。テナント企業として、センコー(大阪市北区)の入居が決定している。

名神高速・新名神・高槻ICから4.6キロで、主要幹線道路の国道170号、171号へも1.4キロと交通の便が良く、関西圏全域への広域輸送や地域集配の拠点として適性が高い。周辺は大阪市郊外の中核都市としてベッドタウンが形成されており、労働力の確保にも有利な立地となっている。

1階と3階にトラックバースを設けたスロープ型の施設で、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、梁下有効高5.5メートルを確保するなど汎用性も高い。レイアウトの自由度を高めるため、ブレースは設置せず、4階は柱を間引いた。

設備は、荷物用エレベーターと垂直搬送機が各4台、1階と3階のトラックバースにはドッグレベラーを各4台設置しており、スムーズな荷物の積み下ろしができる。敷地内には、大型駐車場13台分、一般車駐車場127台分のほか、屋根付きのバイク置場や自転車置場を整備し、さまざまなアクセスに対応する。一般駐車場にはEV車用充電器も2台分設置した。

環境への配慮では、太陽光発電設備を屋上に設置し、発電したクリーン電力を入居テナントに供給する。また、全館にLED照明、節水型衛生器具を取り入れ、最高ランクのZEB認証やCASBEE(大阪府建築物環境計画書)Aランクを取得する予定。災害やトラブルによる停電に対応するため48時間対応の非常用発電機を備えるなど、BCP対策にも配慮している。

福利厚生では2階から4階の共用部に休憩スペースを設置し、各階の女性トイレにはパウダーコーナーを設けた。各事務所には給湯室や収納庫を設置している。

「AS-LOGI高槻」概要
所在地:高槻市南庄所町23ー1
敷地面積:2万3027平方メートル
延床面積:5万1709平方メートル
構造:4階建て、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
完成:2024年8月1日
アクセス:名神・新名神・高槻ICから4.6キロ、名神・茨木ICから7.2キロ、阪急京都線・高槻市駅とJR京都線・高槻駅からそれぞれ1.9キロ

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LOGISTICS TODAY編集部
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