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ゼロ、中期経営計画で売上高1500億円以上目指す

2024年8月9日 (金)

財務・人事車両輸送を手がけるゼロ(川崎市幸区)は8日、3年後の2026年度末(27年6月)までに、売上高1500億円以上を目指すとした中期経営計画を公表した。ことし6月までの中期計画では目標を400億円以上上回る1407億円を達成。さらに100億円の上積みを目指す。

計画では、27年6月期末に売上高1500億円以上を達成するほか、営業利益100億円以上、営業利益率6.5%以上を目指す。財務指標では、ROE(自己資本利益率)14.0%以上、PER(株価収益率)8.0倍以上、PBR(株価純資産倍率)1.0倍以上にするとした。前中期計画では、営業利益率とPBRを除いて目標をクリアしており、次の計画ではすべて前期実績を上回る目標を掲げた。

今後3年間の経営の見通しについて同社は「人口の減少や自動車流通台数の減少によってマーケットが頭打ちになるうえ、物価や賃金の上昇が輸送料金に影響を及ぼす」などとして、「業界が縮小トレンドに入り、プレイヤーが選別される時期に入る」と分析。収益性向上と社会貢献度で株主や社会から一目置かれ、リーディングカンパニーとして優秀な人材に選ばれる会社になる必要があるとしている。

このため、輸送拠点や輸送方法を見直して輸送戦力を確保するほか、デジタル化による輸送の最適化などで物流2024年問題に対応。中古車輸出事業では、仕入れ先を多様化して台数を確保し、中国での車両輸送事業の拡大を図るとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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