ヤマトオートワークス、名古屋港に新工場

拠点・施設ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークス（YAW、東京都江東区）は24日、名古屋港付近に車両整備工場「スーパーワークス名古屋工場」を竣工する。

貨物取扱量が日本でもっとも多い名古屋港周辺に、運送事業者の拠点が多数あり、伊勢湾岸道と名古屋高速の交通の便の良さから、事業者数が増加傾向にあることから、港湾岸地区に新工場を設けることにしたもの。

スーパーワークス名古屋工場では、海上コンテナ輸送を手掛ける運送事業者が多いという名古屋港の特徴に対応するため、トラック・バスの整備設備に加えて、1ラインでトラクターを2台同時に整備できる「4柱リフト」を導入した。

車両の車検・3か月点検などの車両管理業務を一括で請け負うことで、予備車の保有台数を削減し、運行中や仕向地での突発故障を抑制できるようにする。

こうした設備・サービスによって、景気の影響を受けやすい輸出入品を取り扱う名古屋市近郊の運送事業者に、保有するトラクター・トレーラーの台数を最適化しながら稼働率を上げるソリューションを提案していく、としている。

■「スーパーワークス名古屋工場」の施設概要
名称：スーパーワークス名古屋工場
所在地：愛知県海部郡飛島村大字飛島新田字梅之郷東ノ割145番15
延床面積：1013平方メートル
敷地面積：6151平方メートル
構造：鉄骨造2階建
着工：2012年11月22日
竣工：2013年4月24日
営業開始：2013年4月26日