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千趣会、海外7か所の在庫を釜山に統合

2013年4月16日 (火)

ロジスティクス千趣会は16日までに、韓国・釜山港で保税物流センターを稼働させた。東南アジアなど海外の生産拠点6か所から国内への物流を見直したもので、輸送リードタイムを大幅に短縮するとともに、国内在庫の極小化を図ることで、物流コストを削減する狙い。

同社はこれまで、海外生産拠点8か所のうち、6拠点7倉庫に分散して保税保管し、それぞれの倉庫から日本向けに輸送していた。海外保税倉庫から国内出荷倉庫までの輸送リードタイムは、3日から最大24日間かかっていた。

そこで、韓国・釜山港の釜山新港背後物流団地に海外生産拠点からの在庫を13か月かけて統合する計画を策定し、3月30日付で第一段階となる2万立方メートルの保税倉庫を新設し、15万SKUの取扱を開始した。

これにより、販売機会を逃さずに適正な在庫水準を確保するとともに、12-13%の物流コストを削減する。現地では日本通運と韓国の物流会社G.I.G.がオペレーションを担う。