サービス・商品搬送ロボ開発のCuboRex(東京都葛飾区、キューボレックス)は22日、総額2.5億円の資金調達を実施したと発表した。同社のこれまでの累計資金調達額が6.3億円に達した。
この資金は、同社が開発を進める、不整地や過酷な環境でも高い走行性能を発揮するクローラ式AGV(自動搬送ロボット)の開発強化に充てられる。
クローラ式AGVは、工場内でのマテリアルハンドリングの自動化を目的としており、特に中堅規模の工場における物の移動の自動化を支援するもの。従来のAGVやベルトコンベアと比較して、インフラの再整備にかかるコストを抑えつつ、急なスロープや段差への対応力を持つため、インフラを改変することなく導入が可能だ。また、工場の屋外環境でも自律的に動作し、物流業務の効率化に貢献することが期待されている。
同社は、すでに200人規模の工場で試験導入を進めており、その実用性と効果を証明している。今後も、技術開発を進めるとともに、他社との連携を強化し、より高度な搬送システムの提供を目指す。労働力不足の解消や安全性向上に寄与し、既存の物流システムとの連携も図りながら、総合的な物流ソリューションを提供する考えだ。
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