サービス・商品NEC(東京都港区)は6日、倉庫や工場における自動搬送ロボット(AGV)の安定稼働を実現するための新技術を発表した。この技術は、無線ネットワークの通信状況をリアルタイムで予測し、最適な制御をすることで、通信遅延や障害物の影響を最小限に抑え、AGVの稼働を安定化させるもの。
これにより、工場内や倉庫内でのAGVの停止や不安定な動作を防ぎ、生産性を向上させることが期待されている。具体的には、無線通信の混雑状況や障害物を予測し、リアルタイムで通信パラメーターを最適化することで、ネットワークのスループットを最大化する。
同社は2024年度中にこの技術の実証実験を行い、2025年度には商用化を目指している。自動搬送ロボットは、今後の労働力不足を補う技術として、物流・製造業界での活用が期待されているが、現在の課題は通信インフラの安定性だった。今回の技術は、そのボトルネックを解消し、AGVの運用効率を飛躍的に向上させるものである。
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