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GLP投資法人、2月期末の稼働率99.9%

2013年4月16日 (火)

荷主グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)系のJリート「GLP投資法人」は16日、2013年2月期(半期)決算を発表した。同投資法人の資産運用は1月4日から開始されたため、初の決算発表となる。

売上高は22億3600万円、営業利益13億2800万円、経常利益9億1000万円、純利益9億700万円で、一口あたりの分配金が447円、利益超過分配金は84円とした。期末時点の総資産額は2313億5300万円。

同投資法人は1月4日、GLPが拠出した30件の物流施設を総額2087億3100万円で取得して実質的な運用を開始。2月1日には3物件を125億8000万円で追加取得した。

これにより、期末時点の総賃貸可能面積は117万8461平方メートルとなり、稼働率も99.9%と極めて高い水準で推移した。

賃貸用物流施設市場は、投資家の関心の高まりから新規プレイヤーの参入など積極的な取引状況が続いている。しかし、住宅や商業施設に比べて流通量が少なく、先進的物流施設に対する希少感が高まっていることから、同投資法人の資産運用会社・GLPジャパン・アドバイザーズでは「引き続き空室率が縮小傾向にあり、賃料は上昇基調を維持する」とみている。

こうした市場環境の中、同投資法人は今期(2013年7月期)のJリート市場も「積極的な資金流入が続く」都の見通しを示している。