アート、ヤマトGの家財配送会社を完全子会社化

M&Aアート引越センター（大阪市中央区）は29日、単身者向けの引っ越し事業などを手掛けるヤマトホームコンビニエンス（東京都中央区）について、ヤマトホールディングス（東京都中央区）が保有する発行済み株式の49％を取得すると発表した。同社は既に株式の51％を保有しており、ヤマトホームコンビニエンスは同社の完全子会社となる。

ヤマトホームコンビニエンスはもともと、ヤマトHDの子会社で、大型家財の配送サービス「らくらく家財宅急便」や、単身者向け引っ越しサービス「わたしの引越」などを展開している。

アートは2022年、大型家財の配送サービスをアートグループの新たな事業の柱にするため、ヤマトホームコンビニエンスの発行済普通株式の51%をヤマトHDから取得し、子会社とした。その後、大型家財の配送事業と引越事業のシナジー効果が確認できたことから、完全子会社化することにしたという。

株式の譲渡は来年1月1日の予定で、社名もアートセッティングデリバリーに変更する。ヤマト運輸が展開する「らくらく家財宅急便」と「海外引越」のサービスについては、今後もヤマト運輸とアートグループが連携していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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