サービス・商品日本郵便は9日、旅行者向けのゆうパックラベル印字サービスを10月1日から東京都内の提携ホテルで試行開始すると発表した。このサービスは、スマートフォンを利用してホテルから手軽に荷物を発送できる多言語対応の新しい仕組み。
今回の試行は、国内旅行者および訪日外国人旅行者の増加を背景としている。旅行中に荷物を移動させるケースが増えることを見込み、宿泊施設から荷物を簡単に発送できるサービスの提供を目指す。これにより、荷物発送手続きがより簡便になり、ユーザーの利便性向上を図る。
新サービスでは、これまでのスマートフォンアプリ「郵便局アプリ」とは異なり、ラベルを手書きする手間やアプリのインストールが不要で、日本語と英語の対応が可能。サービスは東京都内のアパホテル&リゾート・六本木駅東から開始され、今後は提携ホテルを拡大する予定である。さらに、試行の結果次第では、対応言語を中国語や韓国語にも広げることを検討している。
利用者は、ホテルに設置された案内資料内の二次元コードをスマートフォンで読み取り、専用サイトにアクセス。必要な情報を登録した後、二次元コードを取得し、専用プリンタでゆうパックラベルを印刷する。その後、印字されたラベルと荷物をホテルのカウンターに持ち込み、発送手続きを完了する流れである。
今回のサービスで取り扱うのは一般ゆうパックのみであり、ゴルフゆうパックやスキーゆうパックなどの特殊なゆうパックは対象外。また、セキュリティーや本人限定受取、代金引換などの特殊取扱サービスも利用できない。
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