EC物流エクシーク、ファイナンスサービスを開発

ECEC（電子商取引）フルフィルメントを手掛けるエクシーク（東京都港区）は24日、EC事業者の成長を支援する新たなファイナンスサービスを開発、提供すると発表した。

同社はこれまで多くのEC事業者と取引してきた実績と、多種多様な商品を取り扱ってきたノウハウを生かし、EC事業者の成長促進を目的に「物流」と「フィンテック」を融合させた、EC事業者の資金繰り支援サービスを開発。フルフィルメント事業を展開するなかで蓄積される「荷主単位」「商品単位」の「入出荷情報」「在庫保管状況」「回転率」などの物流タイムデータを解析・有効活用し、EC事業者に対して資金繰り支援を行い、事業成長を後押しする。

また、一定時点での静態情報だけではなく、物流のリアルタイムの動態情報をモニタリングサービスとして提供することで、金融機関や在庫評価会社などの動産担保融資の審査精度向上をサポートするとともに、保険会社などとも連携して新たな動産総合保険を開発。不測の際には、実物を保管しているという特性を生かし、回収リスクの低減をサポートするという。

スタートアップや中小事業者がEC市場に参入する際、成長の過程で仕入れや製造委託の支払いが増加し、短期的に資金が必要となるケースが多い一方で、金融機関からの借り入れでは過去の実績データや信用情報を元に審査が行われるなど、事業の成長性が考慮されていない現状があるという。エクシークはこういった事業者に対して実態に即した資金繰り支援を行い、キャッシュフロー改善や金融コスト削減、在庫圧縮による財務体質改善といった経営的視点の支援を行う。

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LOGISTICS TODAY編集部
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