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EC物流エクシーク、Quicktron製AIロボで自動化加速

2024年1月30日 (火)

▲AI ロボットがビンを搬送するイメージ(出所:エクシーク)

ロジスティクスEC(電子商取引)のフルフィルメントサービスを展開するエクシーク(東京都港区)は30日、千葉県船橋市の物流施設MFLP船橋IIIに新規開発したフルフィルメントセンターに、日本国内初のAIロボットを導入したことを発表。また、これも国内初となる「Quicktron(クイックトロン)ラボ」を同センター内に併設したことも合わせて発表した。

EC需要が市場拡大する一方、倉庫内の人手不足は深刻化している。庫内作業の省人化に向けた取り組みがとして、同社では中国の自動化ソリューションにおけるリーディングカンパニーの1つであるQuicktron(クイックトロン)が開発したダブルディープ吸盤ロボット「QuickBin(クイックビン)」を新規開設したフルフィルメントセンターに導入。さらに国内初となるラボを併設し、EC事業者やAIロボットの導入を検討する事業者の体験スペースを設けた。

ダブルディープ吸盤ロボット・クイックビンは、アームの先端に付いた吸盤で棚からビンを出し⼊れする新型自動立体搬送ロボット。従来型のロボットではアームが⼊り込む為の隙間を設けていたことに対し、ダブルディープ吸盤ロボットの導⼊によりビン間の隙間を極⼩化したことで、保管密度を従来⽐20%向上させることができる。

さらに、効率的で⾼い収納⼒と安定性を持つ「インテリジェントビンロボット」(親機)と、⼩型軽量で効率的かつ柔軟性があり、コスト効率の⾼い「インテリジェントキャリアハンドリングロボット」(⼦機)を組み合わせることで、収納容量とピッキング速度を⼤幅に向上、実際の現場では荷物の⼊出庫を担うワークステーションを併設してロボットと連携することで、格納⽣産性で7倍以上、ピッキング⽣産性で5倍以上の効率化を実現したという。

エクシークでは、AIロボット倉庫活用により、EC事業者への物流サービス品質向上を図るとともに、社会・経済・環境に配慮した物流業界の変革にも貢献したいとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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