センコー、大型拠点投資効果で好決算、営業益2割増

ロジスティクス2013年3月期通期連結決算（単位：百万円）

	2013年3月期	2012年3月期	増減率
売上高	293,534	270,361	8.6%
営業利益	9,908	8,274	19.8%
経常利益	10,100	8,333	21.2%
当期純利益	5,202	3,478	49.6%

■大型拠点投資効果で好決算
前期に千葉県野田市、北海道北広島市、宮崎県日向市などに開設した大型拠点の投資効果や、「スマイル」「中国ピアノ運送」をM&Aで子会社化したことなどが寄与し、8.6％の増収となった。

また、売上拡大、M&A、コスト削減、生産性向上活動――などの効果により、連結営業利益は19.8％の増益、連結経常利益も21.2％の増益となった。連結最終利益は49.6％の大幅な増益となった。

■14年3月期、売上高3100億円予想
今期は高付加価値サービスの開発・提供、物流センター事業の拡大、アジア地域などでの事業強化、新規事業の開発、収益力の強化に取り組み、連結売上高3100億円、同営業利益110億円、同経常利益110億円、同純利益60億円を見込む。

荷主企業が製造・在庫拠点を地方に分散させたり、原材料・資材調達先を複数確保する動き、物流効率化のために地域の在庫拠点を集約する動きなどに対応するため、関東、中部、関西などで新たな物流施設を準備している。