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NXHD、スマート農業のアグリストに出資

2024年10月7日 (月)

M&ANIPPON EXPRESS(NX)ホールディングスは7日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のNXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合を通じ、農業向けAI事業などを展開するスタートアップ、AGRIST(アグリスト、宮崎県新富町)に出資すると発表した。両社は9月30日付で資本・業務提携契約を締結している。

AGRISTはテクノロジーによる農業の課題解決を目指しており、収穫ロボットやAIを使った栽培管理システムの開発などに取り組む企業。NXHDでは生産から流通、加工、販売に至るまでの各段階でデジタル技術を活用し、スマート農業を推進するAGRISTに出資することで、世界と日本における農業食料システムの課題解決を目指す。

具体的には、山梨県北杜市でパクチーやほうれん草などの葉物野菜を中心とした農作物の生産をおこなっているNXアグリグロウの農場に、AGRISTのAIを活用した環境制御技術に基づくスマート農業DXを導入。さらなる生産性向上を目指す。

また、北海道や九州など日本各地の自治体と連携して、農業に関する共同実証プロジェクトに取り組み、DXを活用した収量予測に基づく物流効率化や最適な出荷先の選定など、スマート農業に対応したロジスティクスサービスのあり方を検証する。

AGRISTは今後、米国、中国、インド、アフリカなどへの事業展開を予定しており、NXHDもグループ企業のネットワークを活用して自動収穫ロボットの輸出や、海外現地での物流や流通の確保に協力していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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