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ロジスティクス商船三井は4月30日、香港に設立していた合弁会社を通じ、中国の滬東中華造船集団が建造する6隻の新造LNG船の保有、船舶管理業務に参画すると発表した。
商船三井の持ち分は20％で、80％は中国のパートナーである中国海運集団（チャイナシッピング）と中国石油化工（シノペック）の2社が保有する。
6隻のLNG船は、シノペックが豪州の「オーストラリアパシフィックLNGプロジェクト」からFOBで購入するLNGの輸送のために長期貸船される予定で、2016年初めから17年後半にかけて段階的に竣工する。
プロジェクトの総投資額は15億ドルで、このうち船舶の建造資金は三井住友銀行をファイナンシャルアドバイザーとし、中国国内金融機関3行（中国輸出入銀行、中国工商銀行、中国銀行）、日本の金融機関3行（三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほコーポレート銀行）からなる協調融資行と合弁会社間で、プロジェクトファイナンスによる融資契約（総借入額12億ドル）に調印した。
商船三井は、このプロジェクトについて「急速に拡大する中国向けLNG輸送分野で、2010年3月に発表したエクソン・モービルプロジェクトへの参画に続く、第二弾の大きなマイルストーンになる」と説明している。
