商船三井、シノペック向けLNG船の4隻目が竣工

ロジスティクス商船三井は27日、中国遠洋海運集団（チャイナコスコシッピング）、中国石油化工（シノペック）と3社の合弁会社が発注したLNG船「CESI TIANJIN」が26日に上海の滬東中華造船で竣工したと発表した。商船三井の保有比率は20％。

同社は2013年4月にシノペック向けLNG輸送プロジェクトへの参画を発表しており、今回の新造船はその第四船。シノペックが豪州「オーストラリア・パシフィックLNG」プロジェクトから購入するLNGの輸送に長期貸船される。

プロジェクトでは、6隻の新造LNG船が滬東中華造船で建造されることになっており、残る2隻も18年にかけて段階的に竣工する。

■CESI TIANJINの概要
全長：290メートル
全幅：45.6メートル
満載喫水：11.7メートル
LNGタンク：メンブレン型
貨物タンク容量：17万4100立方メートル
主機関：Dual Fuel Diesel Electric
航海速力：19.5ノット
建造造船所：Hudong社