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鈴与商事、IoT在庫管理サービスのエスマットに出資

2024年10月9日 (水)

M&A総合商社の鈴与商事(静岡市清水区)は9日、IoT重量計を用いた在庫管理・発注サービス「スマートマットクラウド」を運営するスタートアップ、エスマット(東京都品川区)に出資し、資本業務提携を結んだと発表した。両社で「スマートマットクラウド」の販売推進を図る。

エスマットの主力サービス、スマートマットクラウドは、重量センサーを搭載したマットで在庫重量を一定頻度で計測。計測したデータをクラウドに保存することで、リアルタイムに在庫を管理する。また、在庫残量の基準値を設定し、基準値を下回れば自動的に発注する機能もある。

すでに大手メーカーや医療現場での導入が進んでおり、特に部品・資材などの同種多量品の在庫管理の効率化、化学品・薬品など危険物の棚卸し業務の簡略化に大きく貢献している。

エスマットは、シリーズCラウンドでキヤノンマーケティングジャパンが主導する総額2億5000万円の資金調達を実施。第三者割当増資にキヤノンマーケティングジャパンや鈴与商事などが応じ、浜松いわた信用金庫が融資を行った。調達した資金は、人材不足や変化への対応といった課題を解決するため、プロダクト開発や採用などに活用する。

鈴与商事は「製造業や小売り業での在庫管理や発注の業務は、効率化と正確性が求められており、IoTを活用した自動化・省人化のニーズが急激に拡大している」として出資と業務提携を決めた。「今回の出資を機に、鈴与グループの倉庫・食品製造工場などでの在庫管理の効率化を進めるとともに、得られたノウハウを顧客に提供し在庫管理ソリューションを推進していく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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