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アスクル、東日本の医療物流拠点が稼働開始

2013年5月7日 (火)
東日本メディカルセンターの外観

東日本メディカルセンターの外観

メディカルアスクルは7日、一般医療用消耗品と医療材料のデリバリーを行う東日本エリアの物流拠点「東日本メディカルセンター」を東京都江東区から品川区に移転し、6日から稼動を開始したと発表した。

移設により、保管能力は2.2倍に拡大。売上拡大に必要な在庫能力を増やすとともに、マテハンの刷新とセンター構造の見直しにより、出荷能力も2.3倍に引き上げる。

開設時の取扱商品数は8500アイテムで、旧センターの6700アイテムから1800アイテム増える。

また、首都高速や東京港、羽田空港など首都圏物流の心臓部から近い好立地にあり、旧センターではできなかったコンテナ納品の新設備により、海外から商品を調達できるようになるため「サプライヤーの物流効率改善が期待できる」としている。

東日本メディカルセンターは、三井物産系の物流会社「トライネット・ロジスティクス」(東京都中央区)が所有する「トライネット・ロジスティクス勝島1号倉庫」(東京都品川区、地上6階建て)の1-3階部分を賃借するもので、アスクルのメディカル事業専用の物流施設となる。

同社は2004年1月にメディカル事業に参入し、12年5月期のメディカル事業の売上高は76憶円まで成長。医療通販では売上高トップとなっている。

また、メディカル事業は11年7月に専用ウェブサイト「アスクルメデトモ」をリリースし、同時にウェブでの取り扱い商材数を拡大したこともあって、足元では二桁成長を継続している。

同社は「高齢化に伴う社会保障費の拡大や診療所・介護施設数の増加を受けて、メディカル事業が対象とする市場規模は今後もさらなる拡大が見込まれる」とみて、新センター立ち上げを機に事業スピードを加速し、14年5月期に売上高100億円突破を目指す。


■東日本メディカルセンターの概要

名称:東日本メディカルセンター
所在地:東京都品川区勝島1-5-21トライネットロジスティクス勝島1号倉庫
稼働開始:2013年5月6日
専有面積:6839平方メートル(2068坪)
延床面積:1万9958平方メートル(6037坪)
建物階数:地上6階建(賃借部分1階-3階)
設備機能:免震装置、LED照明、金属断熱サンドイッチパネル、GHP空調完備(事務所部分)、高度医療機器・薬品保管設備、少量危険物倉庫、屋上緑化
取扱商品:医療・介護施設向け消耗品(衣料品、事務消耗品、文具など)、医療機関向け医療材料(一般医療機器・管理医療機器・高度管理医療機器、消毒液などの医薬品)
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