サービス・商品企業などのデジタルトランスフォーメーション(DX)を⽀援するスパイスファクトリー(東京都港区)は15日、物流業界が直面している「物流2024年問題」と、今後の「物流2030年問題」の解決を目指し、「物流DX支援特化型チーム」をドライバーの日にあたる10月18日に立ち上げると発表した。迅速な対応と専門的な知見で、物流業界の課題解決に貢献する。
物流業界は現在、時間外労働の上限規制が適用された影響でドライバー不足などに直面しているが、今後、高齢化の進展によって2030年には、社会全体が深刻な労働人口の不足に陥ることが確実な状況となっている。
このため、物流業界でもさらなる省人化や効率化に向けて、DXが不可欠と言われている。こうした状況から、同社は差し迫った課題に対応するため、物流業界のDXを加速する支援に本腰を入れることになった。
支援特化型チームは具体的に、物流DX実現に向けたデジタル化や改善を推進するコンサルティングを行うほか、DXツールの導入サポートや現場での最適化支援、独自のシステム開発から運用・保守まで一貫したサポートに取り組む。
また、専門家による定期的な勉強会も開催し、多様なDXによる解決策を共有し、互いに話し合いを重ねることによって、最適な解決策を導き出せる環境整備を目指す。さらに、新技術や既存の技術を物流DXに活用するための検証や研究も進め、業界全体に革新的な解決策を提示できる基盤を築いていく。
同社は「物流業界が抱える問題は非常に複雑で多岐にわたる。グローバルにモノや情報が飛び交う現在、物流業界でのDXの推進は欠かせない。物流業界の専門家と相互理解を深め、業界全体、さらには消費者にまでポジティブな影響を与えたい」としている。
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