国際日本紙パルプ商事は10日、ドイツに同社100%出資子会社を新設立するとともに、同国内において紙・板紙の卸売事業を行うイナパ・ドイチュランドを含む3社の事業を譲り受けることを決議したと発表した。
事業譲受の相手先は、欧州で3位の規模となる紙商グループイナパ-インベスティメントス、パーティシパソエス・エ・ゲスタオ(ポルトガル)のドイツを拠点とする3社で、それぞれグラフィック用紙、包装関連資材、サイン&ディスプレイ関連商品の販売を行っている。ドイツでの紙・板紙消費量は他の先進国同様、減少傾向にあるが、年間1800万トンと、中国、米国、日本に次ぐ市場規模であり、同社グループはドイツ全域をカバーする物流網を有する3社の事業を譲り受けることで、欧州大陸での卸商基盤の拡充を図る。
また、今回事業を譲り受けるドイツの新設子会社2社と、イギリスやフランスなど欧州における既存事業を始めとする同社グループのグローバルネットワークを戦略的に融合させることで、ドイツにおける卸売事業の拡大を図り、海外卸売セグメントにおける収益力の強化を目指す。
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