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日本コンセプト、MBO実施で株式非公開化へ

2025年6月30日 (月)

M&A日本コンセプトは6月30日、経営陣が参画するMBO(経営陣による自社買収)の一環として、特定目的会社のM(東京都千代田区)が実施する日本コンセプト株に対する公開買い付け(TOB)について、取締役会として賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨すると発表した。上場廃止を前提に株式を非公開化し、中長期的な成長を目指す方針。

買付価格は1株当たり3060円で、買付予定数の下限は発行済株式総数の3分の2超、上限は設けていない。買付期間は7月1日から8月13日までで、全株取得後は上場を廃止する予定としている。

同社は、事業環境の変化や競争の激化を背景に、グローバル展開の加速や経営基盤の強化を図る必要があると説明。上場企業として短期的な業績に左右される経営から脱却し、長期的視点での投資や戦略を推進するために、非公開化が最適と判断したとしている。

公開買い付けに伴い、独立社外取締役を含む特別委員会を設置し、買付条件の公正性や少数株主保護の観点を精査。特別委員会は買付価格の妥当性を評価し、買い付けへの賛同意見を表明した。取締役会もこれを踏まえ、株主に対し応募を推奨することを全会一致で決議したもの。今後は、公開買付が成立した場合、全株式を取得して上場を廃止した上で、非公開化後に機動的かつ柔軟な経営判断を行い、企業価値の一層の向上を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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