M&A宝ホールディングス(京都市下京区)は19日、同社の子会社である宝酒造インターナショナルにてドイツ・ミュンヘン近郊で食材卸売業を行うカーゲラーの出資持分90%の取得を決議したことを発表した。
同社によると、カーゲラーは米、調味料、酒類などの取り扱いがあることに加えて、世界規模の調達ルートを持つ冷凍魚介類など水産品に強みを持つ食材卸として、ドイツならびに欧州において確固たる地位を築いている。23年の日本からドイツ向けの農林水産物・食品輸出額は19年比で61.1%増(EU同46.5%増)と拡大し、日本食レストランは1220店と推計され、欧州4位の規模となっているという。
今回、カーゲラーを連結子会社とすることで、ドイツ市場全域における強固な事業基盤を構築。加えてカーゲラーが欧州各国へ展開している取引先ネットワークを活用することで、東欧・北欧など新規市場の開拓を加速し、ドイツを起点に日本食材卸事業の飛躍的な成長の実現を狙う。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com