M&Aパナソニックコネクト(東京都中央区)は6月30日、「ロボット制御プラットフォーム」のパートナー連携拡大を発表した。同社は2023年度から提携を進めていたラピュタロボティクス(江東区)に加え、システムインテグレーターや販売パートナー、ロボット機器メーカーなど12社と業務提携を行うと発表した。このロボット制御プラットフォームは、25年10月の商用化を予定している。

▲連携の相関図(クリックで拡大、出所:パナソニックコネクト)
同社は複数のロボットメーカーの製品が同じ現場で一元的に使える環境づくりを目指し、業界の枠を超えてパートナー企業を増やした。これにより、工場や物流倉庫などの多様な現場でロボット導入がさらに容易になる。協働ロボットメーカーや機器のレンタル・リース企業も加わったことで、設備の選択肢や導入の柔軟性が高まっている。
ラピュタロボティクスの「自在型自動倉庫 ラピュタASRS」と連携し、自動倉庫における商品のピッキング作業をロボットが担う共同ソリューションを提供する。ラピュタASRSは必要に応じて簡単に設置でき、物流需給の変動にも対応しやすいシステムとなっている。

▲製造事例:ラベル貼り作業の自動化(出所:パナソニックコネクト)
また、製造現場においても、同社神戸工場でシール貼り作業の自動化を進めている。比較的低価格なロボットを導入することで、現場の人手不足解消とコスト低減を図っている。本プラットフォームと連携する複数種類のロボットを同一システムで一括管理が可能で、製造や物流の現場業務の効率化にさらに貢献する。
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